[占いと依存]人生に失敗しない占い利用のコツ5つ[身を滅ぼさないために]

生き方の隠れ家

私はタロット占いをしていますが、どんな占いについても言えることがあります。

それは「鑑定者は魔法使いではない」ということです。

逆に「自分が占うことで相談者の運命を変えられる」と言ってしまう鑑定者には近づかない方がいいです。

さて、今回は占いを人生の中に上手に取り入れる方法をご紹介します。

占いって、のめり込み過ぎると「依存」しやすいので、そうならないために、自分の人生を見失わないために、どのように利用するといいかをご紹介します。

人生に失敗しない占いの利用法

占いは人間の歴史が始まってから、きっとずっと絶えずに続いてきているものだと思います。

科学が発達していなかった頃は、占いこそが「道しるべ」になっていたのは否定できませんよね。

人間は「自分たちの進むべき道への不安」を「誰かに聞いてもらって、指し示してほしい」という想いを、誰しも心の奥で抱いているのだと思います。

ただ、誰かからの助言が欲しい!と思っている時って、少なからず人は「弱気」になっています。

この弱気を増幅させてしまうと、占い依存になって自分を見失ってしまいます。

ではどうすれば自分を見失わず、人生に失敗しないように占いを上手に取り入れられるのかということ、次のポイントに気を付けることが重要となります。

・自分は不安を抱えていると「認識」する
・占いは「不安の吐露場所」という意識を持つ
・「異なる視点を見つける」チャンスと思う
・占い師は魔法使いではないと念頭におく
・使っていい「上限金額」を必ず決めておく

では詳しく見ていきましょう。

自分は不安を抱えていると「認識」する

雑誌の血液型占いを読む程度であればこの認識は不要ですが、自分から占いの鑑定をしてもらおう!と思っている時は「自分は弱気になっている」としっかり認識しておくことが大事です。

この認識がないと、占いで思うような結果が得られなかった時「欲しい言葉をくれる人」に出会うため、占いを繰り返しやすくなります。

また、占いをきっかけに自分の不安を解消してくれる何かを求めて、金銭的に苦しい状況に陥ったり、実際の人間関係で誰かに依存し過ぎたりしやすくなることもままあります。

一歩踏み込んだ占いをしてもらいたいな、と考えている時の自分は「不安なんだ」と正しく認識していれば、占いをしなくても自然と「不安の解消法」が自分で見つかることもあります。

占いは「不安の吐露場所」という意識を持つ

占いはある意味で「カウンセリング」的な面をもつというのは私の持論ですが、実際に対面せずにできる占いについては、匿名で自分の相談ができますよね。

そこは「王様の耳はロバの耳!」と自分の本音をぶっちゃけられる場所、くらいに思っておくと良いと思います。

占いって、リアルな人にはちょっと言いづらい、聞いてもらいにくい話を受け入れてもらって、現時点の状況から「こんな風にすると良い明日になりそうよ」と次に開けるべきいくつかのドアを見せてもらえる場所。

それが占いだと私は考えています。

見せられた「次のドア」はもちろん1つだけではないはずですし、どのドアを選ぶかは、結局はあなた自身が選ばなくてはいけないものなのです。

恋人と別れて得る、金銭的に安泰な未来と、恋人とは別れず金銭的に苦労する未来があったとして。

どちらを選ぶのが「あなたにとって正しい人生なのか」は占う側は指示できません。

なぜでしょうか?それはあなたの人生の主導者も、主人公も、あなただからです。

「異なる視点を見つける」チャンスと思う

鑑定を行っていると、思う結果が出なかった際に「どうしてこんな結果を出したのか!」と怒る方もいます。

が、どんな結果を出すか、こちら側ではコントロールはできません。それが占いです。

万が一、思うような結果が出なかった時、それを「相談している問題に対し、異なる視点が持てた」と考えられない状況であれば、一旦占いからは離れた方が賢明です。

そういう状況の時は「自分が満足する結果が出られるまで占いをハシゴしてしまう」危険な心理状態になっている時です。

こうした時に相談者をカモと考える占い師に出会うと、どんどん依存させられ、自分を見失ってしまいます。

占い師は魔法使いではないと念頭におく

思う結果が出なかった時のお話に通じるのですが、占い師はあくまで「現状から見える未来の可能性」をお伝えしているだけなので、相談者さんの都合の良いように未来を変える能力はありません。

「どうすれば仕事がうまくいきますか?」「どうすれば片想いの相手が振り向いてくれますか?」「どうすれば子どもを授かりますか?」

こうしたことについて、占い師側が言えることは

「現状の問題点は〇〇と出ているので、△△を改善するのはいかがでしょう」

というくらいです。

例えば「どうすれば転職が成功しますか?」と相談されれば(タロットの場合、出たカードによりますが)

「現在の仕事については『親の言いなりで仕事を決めてしまった』後悔があるようなので、今後はご自分の意志を再度確認して、進みたい道へ行くのが幸せに近づく方法だと思えますよ

適正や希望としては〇〇の職種が合っているようですね」

という感じです。

〇月〇日に△△という場所に行って、××という本を読んで、(具体的な職業名)になりましょう!

みたいな断言はできませんし、そんな具体的な指示に、相談者さんは傀儡されてはいけないと考えています。

使っていい「上限金額」を必ず決めておく

これは占いだけでなく、他のことにも言えるのですが、何かで気を紛らわせたい時は、自分が身を滅ぼさないで遣える金額をしっかり決めておくべきです。

先にも書きましたが、占いは「心が弱っているとき」つい利用したくなる傾向が強いです。

そこでドツボにハマると、経済的にとんでもない額を遣う場合もあります。

私自身の鑑定は500円~上限1千円としていますが、これだって毎日1千円を使えば月に3万円にもなってしまいます。

鑑定者によっては、30分何万円もかかる方もいますし、人によって何十万もする方もします。

ですから「私は占いには1千円しか遣わないぞ!」とか「雑誌の占いコーナー読むだけ!」とか、ご自身でしっかり遣っていい金額の上限は決めておきましょう。

これこそが、占いに振り回されず、上手に占いを取り入れるとても大事なことの1つです。


まとめ

今回は「人生に失敗しない占いの利用法」ということで、気を付けたい5つのポイントをご紹介しました。

・自分は不安を抱えていると「認識」する
・占いは「不安の吐露場所」という意識を持つ
・「異なる視点を見つける」チャンスと思う
・占い師は魔法使いではないと念頭におく
・使っていい「上限金額」を必ず決めておく

占いは、

自分の不安を誰かに聞いてもらって「そっか、頑張ってきたね」の言葉と共に安堵をもらえて、そして自分が踏み出そうとしている次の一歩に対して、エールをくれるもの

そのくらいで割り切ると、楽しい毎日を送るためにライトに付き合えるし、「いざとなったら不安を聞いてもらおう」という逃げ場を得たというちょっとした安心を得られます。

占いで相談してみようかな、と思っているあなたが、どうか上手に占いを取り入れて自分の人生を自分の足で楽しく歩いていけることを心から願っています。

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