あなたは「冬季ウツ」という言葉を耳にしたことありますか?
もしくは季節性うつ、なんて言葉。
これは「季節性感情障害」の1つですが、けっこう悩んでいる人が多い気分障害です。
かくいう私も季節や天候と気分がかなり関係している性質で、特に日光を浴びない日が続くと体調が悪くなります。
そう、実は「日々の幸せ」ってこの「太陽光」がかなり関係するんです。
ということで、幸せになるカンタン100レッスンの2日目は「日光を浴びる」です。
日光を浴びると幸せに近づく!?
私は冬季に限らず、日光を浴びる機会が減っていくと気分を含め体調が下降気味になります。
あなたはどうですか?
ちなみに冬季うつでは、次のような症状がよくみられるそうです。
冬季うつでよくみられる症状
①気分が落ち込みやすくなる
②疲れやすい
③体を動かすことがおっくうになる
④集中力の低下
⑤楽しいと思えることが減る
⑥食欲の低下(逆に「過食」になる場合も)
⑦過眠になる
いかがでしょうか?これらの症状、当てはまるものはありますか?
こうした症状が2年以上続く場合や、症状によって日常生活に支障が出る場合は医療機関を受診した方が良いそうです。
ただ、医療機関に行くほどでは……という場合は、まず「日光を浴びる」ということを意識するとgood!
太陽光を充分浴びるように意識し、それを実行するだけで①~⑦の症状は1週間~10日ほどで改善されるというこからすごいですね、太陽光!
でも気になるのは「どうして日光を浴びると気分が回復するのか」という理由。
この理由は次の項でご紹介します。
光を使った精神衛生へのアプローチは歴史が長い?
動物、とりわけ昼行性の動物の一種である人間は、日光を十分に浴びることで夜間「メラトニン」というホルモンが分泌されるようになっています。
メラトニンは睡眠を調整する役割ももっていて、体内時計をリセットしてくれます。
この「体内時計」は自律神経を整えたり、様々なホルモン分泌にもかかわっているので、日光を十分に浴びられていれば自律神経が整い、体を健やかにたもつホルモン分泌も正常になりやすいということですね。
自律神経が乱れると睡眠・覚醒のリズムが乱れてしまい、食欲・気力のコントロールが難しくなります。
実際、こうした抑うつ気分や季節性うつ(冬季うつ)の治療には人工的に光を浴びる「光照射療法」も用いられています。
この時に使われる光の強さは3,000ルクス程度で、これは一般的な学習用スタンドライトの2~3倍程度というとても明るい光です。
こうした「光による抑うつ気分の回復」や太陽光と精神健康については専門家も事実を述べています。
(光照射治療は)即効性があり、治療効果の大きい患者さんでは数日でうつ症状が改善する場合もある。
1980年代にはテストされていたようなので、太陽光(光)と精神衛生についての歴史はすでに40年ほどあるんですね!
(メラトニンの原料であるセロトニン)ホルモンを不足させないように日光に当たる時間を増やす工夫をするほかに、自宅内や職場をなるべく明るくすることでも効果があります。
出典:季節性うつ病
人工の光でも代用OK!?
季節性の気分障害については、一般的にも「これを改善したい」と開発されている商品もたくさんあります。
中でも人気なのは「セラピーライト」と言われるような人工の光を使ったアラーム(時計)。
医療従事者や芸能人など、不規則な生活リズムになりやすい人、デスクワークで普段日光に当たる機会が少ない人に人気のようです。
まとめ
今回は「日光を浴びる」ことで幸せに近づく方法をご紹介しました。
日光を浴びることを意識すれば自律神経が整いやすくなり
②疲れやすさを改善できる
③やる気の低下をおさえられる
④食欲のコントロールがしやすくなる
⑤睡眠のコントロールがしやすくなる
ということでいいことづくめですよね。
もちろん、日光を浴びれば何もかも問題解決!というわけではありませんが、冬場など日照時間が少なくなると調子が悪くなる人は、人工光でも良いので「光を浴びる習慣」をつけられると良いですね!
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